【検査値】アルブミンについて薬剤師が解説します!
こんにちは。
くすりドクターです。
本日はアルブミンについて調べましたので書いていきたいと思います。
なぜ?アルブミンについて調べたかというと、入院中の患者さんが浮腫みがあった為、浮腫みの原因を考えていました。
その患者さんの血液検査ではアルブミン値が低値でした。
低アルブミン血症による浮腫み?でも、何でアルブミン値が低いのか?など調べました。
頭の中を整理する為に書いていきたいと思います。
それではいきましょう。
アルブミンについて
アルブミンは私たちの血管中の血液量や体内での水分の量を調整する重要な働き をしています。
また、アルブミンは脂肪酸やホルモン、薬物など様々な物質と結合して、必要な部位にこれらを運搬する働きもしています。
低アルブミン血症の症状
全身のむくみや腹水、胸水、尿量の減少、血圧の低下などが起こる。
低アルブミン血症の原因
産生低下
アルブミンの産生は肝臓で行われています。その為、肝硬変などではアルブミンの産生量が低下し、低アルブミン血症が生じます。
B型肝炎やC型肝炎といったウイルス感染症、アルコール、非アルコール性脂肪肝などにより肝臓の機能が低下する事が原因です。
喪失
蛋白摂取不足による栄養状態の低下
肝機能低下によるアルブミン合成障害
広範囲のやけどによる体表面からのアルブミン漏出
感染症、炎症性疾患、悪性腫瘍などの疾患や手術などの侵襲によるアルブミン消費増大
治療
低アルブミン血症では、原因疾患に対する治療を行うことが大切です。
また、むくみに対する対症療法が行われることもあります。利尿剤やアルブミン製剤の投与が行われ水分排泄を促します。
調べた事をインプットして、ブログでアウトプットすると知識の定着ができる。
医療は日々発展している。自分自身も発展する為に、これからも続けていきたい。